つながれた命で、人をつなぐ
私は長崎で生まれ育った。
祖父は被爆者だ。
よって、私は被爆者3世になる。
影まで燃えた1945年8月9日。
祖父は燃えさかる炎の中を生き抜いた。だから、今ここに私は存在している。
この世に存在できている理由は、誰しも、過去を生き抜いてくれた先祖のおかげだ。幼い頃から戦争体験を聴き続けた私は、命の重みを感じずにはいられない。
何を見、何を伝え、何を残す。
人を見、人を伝え、人の軌跡を残す。
つながれた命で、人をつなぐ。
「おじいちゃん、これで間違ってないよね。」
天国で悠々と暮らす祖父に、
時折話しかけながら。
2019/1/29 Yuri Motoyama
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